東北旅行記3(青森→金木→盛岡→平泉→仙台→東京)

前回からの続き 

前回の記事はこちら↓

東北旅行記2 (新庄→酒田→秋田→青森) - 旅の記憶

 

完結編です。今まで何日目とか全く書いていなかったけどここから4日目です。

北海道&東日本パスは7日間乗り放題だから長い旅が存分に楽しめる。

青森を朝8:10発のリゾートしらかみに乗車。リゾートしらかみ五能線を経由して青森と秋田を結んでいる観光列車。パスだけでは乗れず、指定席券を別途買う必要がある。

 

リゾートしらかみ五所川原まで乗車

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津軽半島を北上していく。かなり雪深い地域に来た。

津軽半島は平坦なところが多いのかずっと見晴らしが良い。

 

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リゾートしらかみ五所川原で降りてしまったが、その後津軽三味線の生演奏が車内であったらしい。

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五所川原駅前 ここから津軽鉄道に乗って金木というところまで行く。

ちなみに津軽鉄道はフリーパス適用外

この犬のゆるきゃら以外時が止まったような場所だった。

 

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切符が粋

駅舎も粋

 

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列車はこんな感じ

ガイドさんが車両に乗っていて、目的地の案内や地図をくれる。心が温まる。

ストーブ列車にはダイヤ的に乗れず・・・

 

金木駅には20分くらいで着いた。金木は太宰治の出身地。生家が斜陽館として記念館になっている。ここを見に来たかったのだ。

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親が地主だったり議員だったりとお金持ちだった太宰治の生家はとてつもなく立派だった。(太宰自身は成金趣味の豪邸を気に入ってなかったらしい)

近頃まで旅館として使われていた。

 

街全体が、太宰で町おこしをしていた。走れメロス通りとか、太宰餅だとかすべてに太宰治を絡ませている。少ししつこい。吉幾三も金木出身なのだから、幾三餅とかラジオもねえ通りとかも出来るじゃないの・・・

 

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津軽鉄道 雪をかき分けて

 

ここからは津軽鉄道五所川原に戻り、五所川原から川部まで五能線で、川部から青森まで奥羽本線で戻った。

 

もうお昼過ぎだったけど、急いで太平洋側を南下

東北新幹線開業を機に東北本線がJRから切り離されて第三セクター青い森鉄道になっている。青森駅から八戸まで青い森鉄道に乗車。

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ちなみに北海道&東日本フリーパスの良いところとして、青い森鉄道IGRいわて銀河鉄道(後述)といったJR外の一部路線も乗り放題なところがあげられるだろう。18きっぷだと乗れないからね

写真雪がかぶりすぎて列車が隠れてしまっている。

八戸駅は、中心部から離れていたため待ち時間散策できず。久々に見た都会的なもの“ドトール”で時間つぶし。

 

八戸を17:44に出発。ここからは第三セクターIGRいわて銀河鉄道の車両だった。

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盛岡まで二時間弱の旅。

後ろの席の一人旅風のおじさんが海鮮丼を食べてうまいうまい独り言を呟いていてたまらなくなる。

東北新幹線全線開業に伴って、盛岡~青森間が三セクになったため、JR東北本線は盛岡が終点になってしまったことになる。

 

盛岡駅の前には北上川が流れていて、川を渡った向こう岸が繁華街になっていた。

橋が駅前にあるの珍しい。なぜ駅を繁華街の向こう岸に作ったのだろうか。

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盆地だからか雪はほぼないのにえらく寒い。だれが冷麺なんて食べるか・・・

盛岡は日本海側の都市に比べるとえらく近代的な都市でした。

あまり名所に行けず残念・・・

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盛岡の人は岩手出身とは言わず、絶対に盛岡出身と言うと聞いたことがある。盛岡は確かにプライドが高そう、城下町だけに威厳がある街並み。

 

五日目。12月29日ということで、街も正月の準備に追われ忙しない雰囲気だった。

南下します。

東北本線で1時間半ほどかけて平泉へ 盛岡の通勤圏という感じの沿線だった。

東北新幹線が並行して走る。

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あと北上川の作り上げた北上盆地をひた走るので、列車から右は奥羽山脈が、左には北上高地が見える。北上高地を超えれば太平洋で奥羽山脈を越えれば秋田。

 

平泉で中尊寺に行った。社寺の建築は面白い。木材の組み合わせ方が秀逸で平安時代に作られたとは考えられない。

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金色堂は写真撮れなかったけど煌びやかだった。一見の価値あり。この写真に写っているお堂の中にある。

平泉駅から歩いて10分位のところに温泉があるんだけどとても良い湯だった。売店で岩手産のりんごジュースが売っていて美味。

 

平泉を夕方にでて二時間かけて仙台へ。

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行った日の数日前に東西線が開業していたみたい。

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仙台は二度目だったから多少土地勘はあったけど、初めて地下鉄に乗った。良き車両。仙台市営地下鉄南北線

 

勾当台公園(こうとうだいこうえん)近くのホテルに泊まったら、ちょうど定禅寺通り光のページェントというイルミネーションをやっていた。ケヤキ坂のレベルじゃない。LEDで目が焼けそうになったのは初めてだった。

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近くの国分町は飲み屋が集まっていてこのエリアとてもお気に入りになった。

 

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朝の定禅寺通り。さすがは杜の都。美しい。

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勾当台公園駅は北京の地下鉄駅の入り口に似ていた。

 

仙台には二泊してゆっくりと回った。二日あると行きたいところほぼ制覇可能。

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仙台城

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名物のはらこめしを食して、重い腰を上げ、7時間ほどかけて弾丸で東京まで帰った。

 

 

 

 

帰った日は大晦日。この日の列車はすいていて、宇都宮からの電車はがらがら。ボックスシートで足を延ばしながら東京の夜景を見て帰れたのは贅沢だった。(完)

 

 

 長文でかつ駄文で非常に読みづらい文章にここまで付き合ってくださってありがとうございました。今回真冬に東北を周ってきました。友達からは何でそんなに寒い時期にわざわざ行ったのかといわれますが、個人的にはお勧めします。東北地方は寒い地域です。だからこそ寒い時期に行けば他の地域では見られない風景や文化が味わえます。そして厳しい気候を肌で感じたからこそ分かる酒や食事の美味しさがありました。これは冬に行ったからこそ味わえたのでしょう。あと東北から東京に帰ってきてから、東京の寒さが平気です。なんともないです。これは大きな旅の収穫かと思っています。

 あと北海道&東日本パスですが一枚で、東北も北海道も周遊することは厳しいと思われます。まず鉄道のダイヤが少ないこと、そしてあなたの想像よりも遥かに北の大地は広いからです。東北なら東北、北海道なら北海道と絞った旅をこの切符ではお勧めいたします。

 

 

 

ありがとう東北

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